「前からそうなっているから」は理由になってない

昨日、小学2年生の息子と

近くのプールに行きました。

そのロッカールームでの話です。

 

プールサイドに

ペットボトルの飲料を

持ち込めることを

覚えていたので、

 

事前に、私は水を、

息子にはポカリスウェットを

買って、ロッカールームに

入りました。

 

水着に着替え、

それぞれのペットボトルを持って

ロッカールームを出たところ、

監視員の男性に

呼び止められました。

 

年齢はおそらく20代前半、

アルバイトだという風に

推測されます。

 

彼は申し訳なさそうに、

私にこう言いました

 

彼 

「あの、プールサイドには

 水しか持ち込めないんです」

 

「そうなんですか?

 同じペットボトル飲料なのに

 どうして?」

 

「それが何か色々あって、

  ダメらしいんです」

 

「色々って、何ですか?」

 

彼 

「・・・(困ったように無言)、

 ちょっと聞いてきます」

 

しばらくして戻ってきました。

 

「なんか前からルールがあって、

 ダメみたいなんです。」

 

「でも、同じペットボトルなのに、

 水とポカリスウェットでは、

 何が違うんですか?」

 

彼 

「(もじもじしながら

       しばらく無言)、

 すいません、

     もう一度聞いてきます」

 

その後、

しばらく待っていましたが、

彼が戻ってくることは

ありませんでした。

 

 

おそらく砂糖が入っている飲料は

こぼれた場合に掃除か

何か大変なのだろうと

 

私の方で勝手に推測し、

結局は水だけを持って、

プールサイドに入りました。

 

すると、例の彼が、

監視員の控室に

座っているわけではありませんか。

 

私への説明責任も果たさずに。

 

彼と目が合うと、

申し訳なさそうに頭を少し下げるだけで、

慌ててきちんと説明をしようとか、

説明に戻らなかったことへのお詫び

をしようとする素振りは

一切ありませんでした。

 

 

非常に残念です。

 

■主体的でない人はだまってルールに従う

 

私は別に

「なんで水以外ダメなんだ!」

などと、

無茶なクレームを言うつもりは

ありません。

 

 

「水以外持込ダメ」

という規則に対し、

 

その理由を尋ねただけで、

納得できるものであれば、

普通に従うつもりでした。

 

しかし、

彼はその説明すら放棄して、

逃げてしまいました。

 

 

 

私は、彼のことを

「主体的でないな」

と思いました。

 

 

主体的とは、

 

「自分だったらどう思うか」

「自分だったらどうするか」

 

ということを自分の頭で

考えることです。

 

逆に

「言われたことを

 言われたやり方でやる」

ことを「マニュアル」と言います。

 

 

彼は、マニュアル通り、

 

「水以外持ち込んだら、

 ダメと言いなさい」

 

という指示は守れたものの、

「なぜ水以外はダメなのか」

ということを

自分で考えて、

他のことを考えることが

出来なかった。

 

もし仮に

彼が普段から

「なぜ?」と思える人

だったならば、

 

先輩に、

ダメな理由を確認することも

出来たはずなのに、

それすらもしていなかった。

 

彼が本当に、

プールに来ている人の安全や、

どうやったら気持ちよく

プールを使ってくれるかを

自分なりに考えたなら、

 

「なぜ水以外ダメなのか?」

 

という疑問を持ち、

その答えを持った上で

自信を持って、

私に注意したはずです。

 

しかし、彼は

その「答え」を

用意していなかった。

 

その時点で、彼は

まったく持って、

「主体的」でなかった。

 

だから彼は指導員として

責務を果たしていない。

非常に残念な話だと思います。

 

■地図で育てる

「主体的に考える」力

 

地図育®では、

この「主体的に考える」

ことも重要なテーマです。

 

地図を持って、なるべく短時間で

目的地を目指すのに、

前例はありません。

 

「自分だったらどうするか」

ということから、

自分なりのルートを

考える。

 

このやり方でしか、前に進む方法はないのです。

 

「親子地図育®ワークショップ」

では

子どもに地図を持たせて、

親は黙っていてもらう。

 

 

こうすることで

子どもの「主体的に考える」力が

伸ばすきっかけづくりをしているのです。

 

 

最近は

お父さんお母さんが

優しすぎるため、

何でもやってしまう。

 

「いいから、お父さんお母さんに

 任せておけば大丈夫」

 

そんな気持ちが、もし、

親のあなたに

根付いていたり、

普段も声掛けしているとしたら

要注意。

 

 

お子さんをどんどん

「主体的に考える」ことから

遠ざけ、

マニュアル人間を作ってますよ。

 

 

 

 

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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