なぜ東大生は「頭がいい」のか?

地図の力で、あなたのお子さんを考える力を伸ばします。

地図育®コンサルタントの折江晃です。

 

 

日本の最高学府といえば、言わずもがな、「東大」ですよね。

 

ちなみにあなたの周りに

「東大卒」あるいは「現役東大生」の方ははいらっしゃいますか?

 

私の周りにも何人か東大卒の友人がいますが、

やはり「さすが東大」と思わせる頭のキレの良さを感じますね。

 

 

では、この

「さすが東大」

を感じさせる「東大らしさ」とは何だと思いますか?

 

■なぜ東大生は「頭がいい」のか

 

東洋経済オンラインに1つの記事が掲載されていました。

東大が入試にぶっ込む「頭のよさを測る」問題

「日本のトップ校」が求めている能力とは

https://toyokeizai.net/articles/-/237923

 

 

作者は現役東大生の西岡壱誠さん。

 

実は、

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 

という本の著者です。

 

 

西岡さんはこの記事で

「東大が学生に求めている能力」について触れています。

 

それって一体なんだと思いますか?

 

膨大な知識?

そう思われた方も多いと思います。

 

 

でも実は少し違うんです。

 

 

西岡さんは

 

持っている知識を関連づけて解を導く能力」

 

に注目しています。

 

たとえばとして、過去の東大の問題を次のように出しています。

 

 

日本国内で取引されるかぼちゃは、北海道産のものとオーストラリア産のものが多い。

オーストラリアからかぼちゃが輸入されている理由を答えなさい。

(2015年 地理 第2問 一部改変)

 

どうですか?

 

「自分は東大出ていないからわからない」

なんて思ってしまいました?

 

西岡さんも本文でこう触れています

 

この問題を見たとき、次のように考えてしまう人がいます。

 

「オーストラリア産かぼちゃが多い理由なんて、

 今まで聞いたことがないから解けない」

「この問題は、かぼちゃの生産についての知識を問う問題なんだな」

 

そしてこうも続けます。

 

実はこれが落とし穴なんです。

問題が解けないとき、知らない情報が出てきたときに、

「自分は知識量が足りないから」と考えてしまうと、

いつまでたっても問題が解けないのです。

 

この問題が解けたという東大生に話を聞くと、

「かぼちゃの生産」について事前に知っていた学生は、

ただの一人もいませんでした。

 

では彼ら彼女らに、どんな知識があったのか?

「南半球は季節が逆」という知識だけです。

 

つまり、

 

オーストラリアなら、日本とは季節が逆ですから、

日本が春や夏のタイミングで収穫できるのです。

これがこの問題の答えです。

 

この問題をはじめ、東大の入試問題では

「すごく単純な知識をうまく使えば解ける問題」が多数出題されています。

 

西岡さんはこうも触れています。

 

科目や分野にかかわらず、

何かと何かをつなげて思考を深めることができる状態が

「頭がいい」ということなのではないでしょうか。

 

 

■「地図」では「何か」と「何か」をつなげることで目的地にたどりつく

 

この話は「地図」にも置き換えることができます。。

 

あなたは社会科の授業でこんな地図記号を学校で習いませんでしたか?

「なぜこんなの覚えなければいけないの?」

と思いませんでしたか?

 

そもそも地図記号は何のためにあるのでしょうか?

 

それは、地図上にある
情報のひとつひとつを
「つなぎあわせる」ためなのです。

 

地図記号というのは、
地図上をシンプルにして
読みやすくするための
共通化されたアイコンです。

 

その共通化されたアイコンから
自分がいま立っている場所を特定する。

 

あるいは、
まだ目には見えていないけど、
これから見えてくるであろう風景を
地図上のアイコンから推測する。

 

このように、
ひとつひとつのアイコンを
「つなぎあわせる」ことで、
「迷うことのない最短時間」で
目的地にたどり着くことが出来るのです。

 

地図には、
「地図記号」だけでなく
「等高線」や「方位」といった
いろんな情報が散りばめられています。

 

これらの情報を
「つなぎあわせる」ことで
「目的地までの道筋」を思いつく。

 

これが、
「目的地にたどりつく」という課題を
解決するための糸口になるのです。

 

 

「知識」だけでは意味がない。

「知識」はつなぎあわせることで「知恵」となって意味を持つ。

 

地図記号1つを通しても、気づかされることは多いのです。

 

 

■まとめ

 

今回は「地図記号」を例に、

 

単に「知識を得る」だけでなく、

「得た知識」をつなぎあわせることの重要性を考えてみました。

 

あなたは、いま、おこさんに「知識」同士をつなぎあわせて考える場を、

お子さんに提供できていますか?

 

そんな場はどうやったら作ることが出来るのか。

一度考えてみるのもいいかもしれませんね。

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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