YouTuberと道案内の共通点から見えた親として知っておくべきこと

先日、日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP」で「YouTuber講座」を取り上げていました。

 

YouTuberといえば、HIKAKINや、はじめしゃちょー等が有名で、HIKAKINのチャンネル登録者数は1100万人を超えているそうです。

 

いまこうしたYouTuberになりたいという若者や子どもが増えているそうです。

 

こうした世間の動きを受けて、一般の人向けに「YouTuber講座」というものが開かれている、というのです。

 

 

実を言うと、私の7歳になる息子も、近所の友達の家で見てからはじめしゃちょーの動画が好きで、

一時的「YouTuberになりたい」と言っていた時期がありました(いまはなぜか、その熱は冷めてしまったようです)

なので、自分の息子以外にも同じような子がたくさんいるんだ、と興味深くこの特集を見ていました。

 

 

実際の講座の内容は、というと、「個人情報は発信しない」というネット上のルールから始まり、

 

どのような言葉や表現で伝えたら、その商品の凄さや面白さがわかるのかということを教えていました。

 

 

それはそうですよね。

 

 

YouTubeという新しいメディアを使っていますが、観ている側は味覚も触覚も感じることが出来ない2次元の世界ですから、

 

 

YouTuber自身が感じた驚きや喜びを視聴者に共感してもらうためには豊かな表現力が必要です。

 

 

その中でも競争がある訳ですから、観てもらえるよう工夫も必要。

 

 

面白いネタ探しから、実際にモノやサービスを体験して、観ている人を引き込むような演出を考えて録画する。

 

動画自体は楽しそうに見えても、その裏では大変な苦労があるのだと思います。

 

何か動画を作りさえすれば大勢が見てくれるという時代は終わりました。

 

 

 

だから私は、息子がYouTuberになりたい、と言った時、反対しませんでした。

 

 

 

ネタ集めから、演出を考え、テストを繰り返し、撮影し、チェックをして、最後にネットにアップロードする。

 

 

 

メディアは違えど、伝える努力をしなければいけないのは新聞記者や雑誌記者、テレビの報道記者と何ら変わらないと思ったからです。

 

 

ちなみに、1万人以上登録者のいるYouTubeのチャンネルは昨年の段階で約4000件あるそうです。

https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21279

 

 

 

この中で生き残るのは並大抵のことではありません。

新聞記者や雑誌記者同様、新たなコミュニケーションの担い手として、YouTuberは大いにありだと思います。

 

 

 

■地図で伸ばす”伝える力”

実は地図とYouTuberは共通点があると思っています。

 

えっ⁉︎何言ってんの?

と思われた方もいるかもしれません。

 

正確には「情報伝達能力」というか、「伝える力」といった方が良いかもしれません。

 

 

 

一見関係ないと思われるかもしれませんが、「道案内」という行為はこの両者をつなげる役割を持ちます。

 

ここで質問です。

 

あなたが最近だれかに道を聞かれたのはいつですか?

あるいは、

あなたが最近だれかに道を尋ねたのはいつですか?

 

 

これだけナビが発達すると、道を聞くことも聞かれることもだいぶ無くなっていることと思います。

 

けれども道案内に慣れておくことは、あなたやあなたのお子さんの”伝える力”を向上させることにつながります。

 

どういうことでしょう?

 

 

道案内は、

 

 

①地図や風景から必要な情報を抜き出し、

②その情報を順番に並べ

③聞き手が、理解しイメージしやすいように伝え、

④無事に目的地までたどり着けるように誘導する

 

行為です。

 

 

つまり、YouTuber同様に、

 

・溢れる情報の中から、

・聞き手が理解出来るよう、必要な情報だけを選んで、

・わかりやすく加工して、

・伝える

 

ことが必要なのです。

 

 

そして道案内は他人に対してだけおこなうものではありません。

 

1人で地図を持って目的地に向かう時も「どうやったら最短時間でたどり着けるか」を考えることで「自分に道案内」していることになります。

 

「何となく進んだ」では道に迷う可能性が高くなります。

 

どこをどっちの方向に進むのか、こうしたことがはっきりと考えられていれば、道に迷うことで生じる余計なタイムロスが少なくなります。

 

 

■”伝える力”向上には「道案内作文」を

 

地図育では、”伝える力”を向上させるために「道案内作文」をプログラムの中に入れています。

 

道案内作文とは地図育のオリジナルメソッドです。

 

具体的には、地図を見せ、

「相手が地図もナビも持っていないとし、電話だけ1回だけの条件で、スタート地点に立つ相手を目標地点まで誘導する作文を書いてください」

という課題を出します。

 

たとえば、こんな地図

 

 

スタートの牛久駅に立つ友人をゴールの「牛久愛和総合病院春秋園」まで来てもらうためにはどんな案内をするのが適切でしょうか?

 

大事なのは、友人の立場になって、友人の目線で何が見えるだろうかを意識することです。

 

それが意識出来れば、

 

・どこを

・どちらの方角に

 

という情報を順番に提供するだけです。

 

どうですか?

ぜひ一度トライしてみてください。

 

一応回答例出しておきます。

 

 

■まとめ

今回はYoutuberと道案内の共通点、える力”をお話しました。

 

幾多ある情報の中から、聞き手の立場に立って必要な情報を選び出し、わかりやすく説明する。

 

こうした点がYoutuberと、地図を使った道案内との共通点でした。

 

”困ったときにはナビに頼ればいいや”

 

と思っているとあなたの”伝える力”は錆びつきます。

 

時々、地図を持って目的地に向かおうと思って考えることがあなたの”伝える力”は向上するためには重要です。

 

たかが地図、されど地図

 

地図はわれわれにたくさんの学びを与えてくれます。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 地図育コンサルタント(男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、北欧生まれの競技スポーツ、オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「地図の力でわが子の考える力を伸ばす」オリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育コンサルタントとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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