賭け麻雀問題の「なんでもあり」対応で気になる子どもへの悪影響 | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

賭け麻雀問題の「なんでもあり」対応で気になる子どもへの悪影響

モノの見方・考え方

ちょっと驚きました。
検察庁のナンバー2にいた人が賭け麻雀をやっていたなんて。
少額でも賭けは賭け。もっと驚いたのはその後。

何と下された処分はただの「訓告」。「これからは注意してね」レベルの軽いお叱り。
こんな、思わず首を傾げてしまう行為が国家レベルでおこなわれているのです。
そのニュースを在宅でテレビ視聴時間が増えている子ども達が見ている。
その影響について考えてみました。

早くゴールするのにどこを通っていいわけではない

私は、「地図育®︎」という名称で、
地図を使って、子ども達の「思考力」「判断力」「表現力」を伸ばす教育プログラムを展開しています。

そのプログラムの1つが、子ども達が地図とコンパスを持って、自分の力で「目的地」を目指す「あおぞら地図探検ワーク」。 これまで下は幼稚園生、上は小学5年生まで多くの子が体験してきました。

地図を渡して最初に伝える歩く「目的」があります。
それは、単にだらだら歩くのではなく、
「なるべく早くゴールできるように、考えて歩いてね!」
ということ。

この「早くゴールする」という「目的」というために、
子ども達がどんなルート選択をするのか。

この「手段選び」が子ども達の思考力UPに繋がるのです。

但し、このルート選択にももちろんルールがあります。

いくら近道だからといって、どこを通っていいわけではない。

きれいなお花畑を横断するわけにはいかないですし、
もし途中に民家があったとしたら、そのお宅の敷地の中を通るわけにはいかない。

つまりは、早くゴールする、という「目的」を達成することは大事だけれども、
だからといっても何をやってもいいわけではない。

世の中にはきちんと守らなければいけない「ルール」や「倫理」があり、
それらを守った上で、自分だったらどう出来るか考えようね。

それが暗黙のルールであり、「常識」だったはずです。


これまでの「倫理観」が平気で壊される恐怖

賭け麻雀の問題に話を戻しましょう。

今回の賭け麻雀の問題に関して、「子どもへの悪影響」になると思われる点は大きく言って2つあります。

①本来取り締まる側の検察庁の人間が常習的に金銭が絡む賭け麻雀をおこなっていた

②発覚後、当事者である黒川氏に「訓告」という大甘な処分が下された


法務省官僚が「テンピン(1000円につき100円、というレート)なら高額とは言えぬ」と事実上容認したことにも驚きました。

しかも、今日になって首相官邸側で法務省側が「懲戒」程度で妥当という判断を覆した、という報道がありました
(出典;5/25 中日新聞:官邸が「黒川氏懲戒せず」 賭けマージャン問題、法務省の判断覆す)
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2020052502000061.html

つまり、「なんでもあり」なのです。

この問題を大きくしたくない首相官邸側は、あったことをなかったかのように処理しようとしています。

とても信じられません


外出自粛期間にテレビ視聴時間が増加した、という事実

テレビの視聴データなどを分析する民間調査会社 スイッチ・メディア・ラボ によると、
個人の1日当たりの平均テレビ視聴時間は、

2月後半の平日の平均視聴時間は210分前後、土日は230分前後
だったが、
東京都で外出自粛要請が出された最初の週末(3/28~29)には277分になったとのこと。

約1.2倍視聴時間が増えた、というのが現実なのです
(出典: https://www.switch-m.com/topics/20200420/)



当然子ども達も視聴時間が増え、情報のシャワーをコロナ前に比べて多く浴びています。

この「黒川麻雀問題」の現象と対応で大人たちが繰り広げた「なんでもあり」の対応が、子ども達の倫理観を壊していないのか、とても心配です。

基本に立ち戻って倫理観・規範意識は家庭内で育てよう

こうなったら、家庭内で出来ることから始めましょう。

何か新しいことをする必要はありません。

「道路にゴミは捨てない」
「知り合いに会ったら挨拶をする」
「何かしてもらったら人に感謝をする」
「間違ったことをしたら素直に謝る」

こうした当たり前のことを、親が率先して行動する。
その姿を見せる。

こうして子ども達の倫理観や規範意識を高めることをする必要があります。

そのためにも親自身が自分自身の意識や生活態度も見直したいですね。






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