新しいファミレス「100本のスプーン」から考える、理想的な子どもとの接し方 | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

新しいファミレス「100本のスプーン」から考える、理想的な子どもとの接し方

子どもの能力

「100本のスプーン」というレストランをご存じでしょうか?

4月に二子玉川に新しくオープンした商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」に入店した新業態のファミレス。港北ニュータウンや神戸にもお店があるようです。いずれもおしゃれな街ですね。

運営は「Soup Stock Tokyo」で知られるスマイルズ。

コンセプトは「「コドモがオトナに憧れて、オトナがコドモゴコロを思い出す」だそうです。一体どんなお店なのでしょうか?

→100本のスプーンのサイトはこちら

■大きな特徴は「子どもを子ども扱いしない」こと

ポイントは、大人も子どもも同じものが提供される、ということ。

椅子もグラスも小さいサイズではありますが、材質やデザインはまったく大人のものと一緒。

出てくる料理も子どもが食べやすいサイズに小さくはなっていますが、「お子様メニュー」なんてものは出てこなくて大人と全く同じ料理が出てくる、とのこと。

このサービスの何がいいのでしょうか?

同店のサイトを見ると”お子さまの「オトナと同じものを食べたい」にお応え”と書いてあります。

たぶん「子どもを子ども扱いしない」ということなのだと思います。

■「子どもあつかい」を抑えると、子ども達は自ら考えはじめる

我が家の場合、上の7歳の娘が3歳の頃から、我が家で意識的に「子ども扱い」を控え目にし、「自分のことは自分でできるはず」という前提で「自分のことは自分でやる」というルールで進んでいます。

そうなると、食事後の片づけも着替えも、お風呂で身体洗うことも、基本的に自ら動く。親は重いものを動かすときや、明らかに危険な時以外は先回りして動かない。頼まれても、本人には無理だなと判断した時以外は動かない。

そうなると、「人にまず頼る」という甘えが少なくなりました。そして自ら考えてから動くようになりました。といっても、子どもらしい甘えはたくさんしてきて、時には大いに甘えさせますけどね。でも、日常生活では「まずは自分が動く」という意識をきちんと持てているようで、親としてはたのもしい気持ちです。

■「子どもあつかい」を控えるということは、子どもを1人の人間として認めること

子どもの行動は予測のつかないことが多く、そのことでモノが壊れたり、家の中が汚れたり、ちょっとしたトラブルが発生することも事実。「子どもだからしょうがない」「だって子どもだから」こんな気持ちになることもしばしばです。

ただそれが「子どもだから」という親の一方的な理由だけで、子ども自身を1人の人間として扱わないことは確かに違和感を感じます。それは、子どもの持っている力を頭から認めていないことになります。そして、あまりにも「子どもだから」を強調して、親が先回りしすぎるとたぶん子ども自身が考えなくなります。

4歳の息子と接して思うのは、読みたい本だってこだわりがあるし、食べたいものだってこだわりがある。人付き合いだって4歳には4歳なりに好き嫌いがある。それを無視して親がすべて先導してしまってはそこで子どもは思考停止。自尊心も傷つき、何も考えなくなります。

習性、というものは怖いモノ。”自分は考えなくてもいいんだ”という「考えなくなるクセ」が身に付いてしまうと、いざというときに何も考えられなくなり、受け身の状態になってします。そうなると、どんどん周りに流され、自分らしい生き方が作れない、すこし辛い人生になってしまうのではないでしょうか。

だから「子どもを子どもあつかいする」というのは、子どものために見えて、やりすぎると自立を阻害するまったくの逆効果なのではないかと思います。

小さくてもきちんと個性はある。そこを認識したうえでリードしていく。これが親としての役目なのではないかと思います。

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