カーナビって本当に正しいの?
まずは皆さんに見ていただきたい動画があります。
カーナビの古いCMです。
おかしいですよね。
ここで注目したいのは、
「だってカーナビの通りだし」
と言い続ける彼女の言葉です。
でもカーナビ通りに動いていても、通っている道は明らかに間違っている。
運転席の彼氏は少し疑問に思いながらも、カーナビの指示に従っている。
滑稽ですけれど、普段の私たちの生活でも
「カーナビが言っているんだから、正しいに違いない」と思っているところはありませんか?
実は、カーナビには表示されない、地元の人しか知らない抜け道があり、そのルートを通ると渋滞に巻き込まれずにスイスイ行けた、そんな経験ありませんか?
そう、我々は、便利なものや、誰が大きい声で言っていることに対して、つい黙って従いがち。
でも、それが果たして自分にとって正しいものなのかどうかはわかりませんよね。
いま世の中はたくさんの情報に溢れている
いま我々が住んでいる世界はさまざまな情報に溢れています。
平成8年(1996年)から平成18年(2006年)の約10年間に情報量は約600倍に増えたと言われています。
600倍ですよ!
いまは2020年ですから、さらに増えているかもしれません。
そんな情報の洪水の中では、内容も玉石混交。どれが正しいかわかりません。
そんな中で、自分達に都合のよい情報ばかりを流して、周りを従わせようとしている人たちもいます。
それで果たして良いのでしょうか?
そんな訳ないですよね。
自分で情報を見極め、自分で判断する
こうした心構えが身に付いていないと、ついつい周りに流されてしまうのです。
時には「急がばまわれ」のときもある
地図を持って歩く時も同じです。
山登りのときに、
A)近道だけれども急坂が続き、体力を必要とするコース
B)回り道だけど、体力をあまり消耗せずに進めるコース
の2つがあるとしたら、あなたはどちらを選びますか?
体力に自信のある方だったらAコースでもいいでしょう。
でも小さい子どもだったり、老人だったら?
Aコースはむしろ時間がかかってしまうかもしれません。
だから、もし一緒に登るグループの誰かが大きな声で「Aコースの方が絶対にいいよ」と
言ったとしても、実は全員にとってベストとは限らない。
それぞれの「ベスト」があり、その「ベスト」を自分で考え、選択する力が必要なのです。
まとめ:それって本当?とポジティブに疑う気持ちを持とう
大事なのは、「目の前のものがすべて正しい」と思いこまない心がまえです。
何もネガティブに「疑り深い」人間になりましょう、と言っているのではありません。
他人にとっては正しいやり方でも、自分にとっては正しいとは限らない
これが大事な心がまえです。
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