小学生のわが子の「クリティカルシンキング」、どう育てる?

クリティカルシンキングの鍛え方

クリティカルシンキング、という言葉を知っていますか?

「クリティカルシンキング」、情報に敏感な方は聞いたことあるかもしれません。
私は約15年前、ビジネススクールでこの言葉を初めて聞きました。

今日は、このクリティカルシンキングについて触れたいと思います。

クリティカルシンキングとは?

クリティカルシンキングは直訳すると「批判的思考」。
しかし決してネガティブな考え方を指すわけではありません。

簡単に言うと
自分の考えを客観視して、最適な答えを導ける思考法のこと。
感情を含めた主観的な視点ではなく、論理的な矛盾はないか、間違った事実を根拠に結論を出していないか、など客観的な視点でものごとを分析することをさします。

1つ例を挙げましょう。
夏のお盆時期になると、時々夕方のテレビニュースでは、
「高速道路と一般道、どちらが早いか?」といった特集が組まれます。

同じ目的地を目指して、2つの家族がそれぞれ、1組は高速道路を使い、もう1組は一般道路で行く。
お盆時期の高速道路は渋滞30キロ、なんてなることもありますから、果たしてどちらが早くたどり着けるのかを競う、というものです。

皆さんはどちらだと思いますか?
確かに高速道路で30キロの渋滞にハマってしまうと中々動かない。
一方で一般道でしたら、そこまで混むことは珍しい。

ただ、高速道路には信号待ちがない。
一旦ノロノロでも動きだせば、確実に進める。
しかも渋滞は一過性のことが多く、渋滞発生地点を過ぎてしまえば、一気に加速できる。

またドライバーの特性によっても判断は異なってきます。

普段車に乗り慣れておらず、運転が苦手な方だったら、一般道でいくつもの交差点を通過して、毎回「どっちに曲がるんだっけ?」と考えるよりは、ひどい渋滞でも高速道路に乗りっぱなしの方が良いかもしれませんし、

抜け道をよく知っていて、カーナビでも案内しないような道をスイスイ行くことに抵抗がない方だったら一般道の方が良いかもしれません。

そんなそれぞれにメリットデメリットをある中で、自分だったらどういう判断をするか?
思い込みや感情的にならずに、客観的に判断する。それがクリティカルシンキングです。

一流の人は皆、「クリティカルシンキング」を身につけている

このクリティカルシンキング、決して特殊能力ではありません。
むしろ、一流の人間を目指すなら絶対に身につけておきたいスキルです。

いわゆる経営者、といわれる方には当然持っていて欲しいスキルです。
たとえば、何でも自分の思いこみや感情で会社の経営方針を決めている社長さんがいたとしたら、信用できますか?
その会社に勤めたいと思いますか?

思わないですよね?
やっぱり冷静に分析して、きちんと考えて行動できる経営者の下で働きたい、というのが普通の感覚です。

そして、いまの社会ではたくさんの情報が溢れていて、フェイクニュースと呼ばれるウソの情報もたくさんあります。そうした状況の中で、きちんと正しい情報を掴み、正しい判断をする、というのが、会社の経営者のみならず、すべての人にとって必要なスキルなのです。

「地図」を使ってクリティカルシンキングを身につける、という考え方

地図育は、「地図を使って、『自分で考えて行動する力』を育てる」学校です。
この「自分で考える」という中にはこの「クリティカルシンキング」が含まれています。

たとえば、このオリエンテーリングのコース地図を見てください。
あなたは、いま1番にいて、これから2番を目指すことになりました。

なるべく短い時間でたどり着くために、あなたなら、どんなルートを選びますか?

考えられるルートは2つある。それを決めるのはあなた自身

私だったら、1番から2番への進み方は2つあります。

青ルート)回り道になるが、走りやすい舗装された道を進むか
赤ルート)
距離は短いが、少し難しい森の中の道なき道を進むか

細かく地図を読むのが苦手だが、走るのは得意、という人でしたら、青ルートを選ぶ方が良いかもしれませんし、

走力に自信はないが、どちらかというと地図を読むのが得意、という人は赤ルートが良いかもしれません。

このように的確に状況判断し、「自分だったらどうする?」という答えを導くためのスキルがこの「クリティカルシンキング」なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました