「情報を正しく読める子ども」に育てるためにやるべきこと

21世紀型能力

今年は大学入試にとって大きな変革の年でした。

もちろん、コロナ禍に見舞われたということも大きなニュースでしたが、
1990年にスタートした、これまでの「大学入試センター試験」に変わり、

新しく「大学入学共通テスト」に切り替わった、というのがその理由です。

今回は、新しい制度に変わった理由とその狙いを見てみましょう。

なぜ新しい大学入試制度をはじめることになったのか

政府が大学入試制度を変革しようと動き出したのは、2013年。
当時の安倍首相の提言からはじまりました。

その背景には

・大学進学率の上昇と少子化により実質的な「大学全入時代」が到来。大学生の学力低下が指摘されていたこと

・ AI技術の進展、グローバル化、不透明な国際情勢など社会構造の変化が急激に起こっている中、こうしたの時代を逞しく生き抜くために必要な力・資質を身につけ、社会に貢献する人財を育成する必要があったこと

などが挙げられています。

そして、これまでどうしても「知識」だけを問いがちだった問題に、思考力や判断力を測る内容をより多く組み入れることで、多様な課題に対応できる人材育成を目指そうとしたのです。すなわち「一発勝負」ではない、「普段の実力」を測る意図もありました。

これからは「情報を読む力」が求められる

では、実際にどんな問題が出されたのでしょうか?
毎日新聞では、英語のリーディング試験について、このように書かれています。

センター試験で“定番”だった発音、アクセント、文法などを単独で問う問題がなくなった。その代わり目立ったのが表やイラストなどの資料を多用した問題だ。例えば、「英語の長文を読んで発表資料やポスターを完成させる」「先生と生徒のメールのやりとりを基に、姉妹校から生徒を受け入れる日のスケジュール案を作る (中略)

1月29日付毎日新聞

つまりは、教科書に書かれた内容を覚えているだけでは追いつかず、「知識」を活用して答えを作り出す問題が多く出されたようなんです。

まさにこれからの時代、「覚えている」だけではダメで。
「覚えた知識」を使って「情報を正しく読んで、答えを導き出す」、という能力が問われていた、

ということです。

「情報を正しく読める」力の伸ばし方

では、「情報を正しく読む」能力の伸ばし方をまとめてみましょう。

1番大事なことは「1つの情報を鵜呑みにしない」ことです。
たとえばテレビを見ていて、気になるニュースがあったら、

「なぜそんなことが起こったのだろう?」
と疑問を持つことです。

たとえば、先日は今年の冬は、北海道や北陸地方で記録的な大雪となっています。
そして多くの住民がご苦労をなさっています。

北海道や北陸は元々降雪量が多くて、雪には慣れている地域のはず。
それでも交通機関が麻痺するほどの大雪が降った『理由』が必ずあるはずです。

その『理由』を知りたい、と思う気持ちが大切で、
その真実を追求して知ることで、情報の『本質』が見えてくるのです。

この力を伸ばすためには、子どもに『質問』をすることが効果的です。
「どうしてこんな大雪が降ったのだと思う?」

こんな質問を子どもに投げかけ、一緒に考えてみることで、「情報の本質」を見る力が養われます。

地図で「情報を読む能力」を伸ばす

地図というのは、「情報を読む」力を養うのにとても適したツールです。

たとえば、あなたが地図を持って、どこかに行こうとした時に、
必ず目印を見つけているはずです。

たとえば
「交差点を右に曲がり、2本目の角を左に曲がる」
というように。

このように1つ1つはバラバラの情報を選び、繋いで、目的地までのルートを作り出す。

これこそが「情報を読む」ということなのです。

まとめ

今回は「情報を読む」をテーマにお話をまとめました。

現代は情報が溢れる時代。
2001年を1とすると、2021年はなんと1400倍もの情報が流通していると言われています。

そんな情報の洪水の中にあって「正しく情報を読む」能力を身につけることが求められています。
あなたのお子さんはきちんと身に付いていますか?

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